りんごのアトリエ~自分の人生をデザインする~

今日のこと、過去のこと、自分のこと、未来のこと、趣味のこと、仕事のこと、30歳こえて久々にmixi的にブログを開始^^

【読書】パッとしない子

学生の頃は、小説をよく読んでいたのに、あるときから、仕事に関する本ばかり読むようになってた。


と、たまーに思い出して、小説を読むブームが始まる。


今回のブーム一冊目は、「パッとしない子」


さらっと読める短めの小説。

主人公は、図工の先生。
彼女が昔に担任した男の子のお兄ちゃんが、誰もが知るアイドルになっていて、主人公が勤める学校へ撮影のためにやってくる。

主人公は、そのアイドルになった生徒の担任になったことはないが、図工の授業は受け持っていた。

そんなわけで、周りからアイドルとなった生徒のことを聞かれるので、自分の印象やちょっとした思い出を話したりしてきたという彼女目線のストーリーから始まり、アイドルとなった生徒と二人で話すシーンへ。


正直、「こっわぁー」と思うことが何度か。

自分が気軽にいった言葉、何気なくとった態度、それが相手にどう捉えられてしまうのか。
何気なく話したことが、思わぬ形で伝わっていたり。そして、知らぬうちに誰かを傷つけていたり、怒らせていたりする。(一方で、喜ばせていたりもするが。)
そんなことは、小説のなかだけじゃなく、むしろ日常にありふれてる。

だから、「こっわぁぁ」と何度も何度もおもった。


目の前にいる相手を喜ばせた話が、その話の主が傷ついていることも。

だからこそ、言葉の意味通りや、こちらのテンション通りには、話している相手には伝わっていない可能性が高いことを意識して人と接していきたいなぁと改めておもった小説でした。